丁種会員の行政書士は，同じく丁種会員である名簿に登載された他の行政書士に封印の取り付けを再々委託することが可能です。
自動車販売業者様が県外登録が必要な車両を販売する場合，現地の陸送業者や行政書士を頼るケースが一般的ですが，「丁種封印の再々委託」を利用することで業務の負担を小さくすることができます。

例えば，京都府にある車を沖縄県にお住まいの方に販売する場合，沖縄県の運輸支局で封印を取り付けていただける沖縄県の陸送業者や沖縄県の行政書士をご自分で探す必要があり，京都府内のお客様に販売する場合と比較して業務の負担が大きくなります。

一方，京都府の丁種会員の行政書士に「丁種封印の再々委託」を依頼した場合，行政書士が封印を取り寄せるので業務負担を軽減することが可能です。

つまり，京都府の丁種会員の行政書士は，「丁種封印の再々委託」を利用して，沖縄県の丁種会員の行政書士に沖縄県の運輸支局での自動車登録の手続きを依頼します。

沖縄県の丁種会員の行政書士は，車検証・ナンバープレート・封印を京都府の丁種会員の行政書士に送付します。これにより京都府の丁種会員の行政書士は，お客様の指定して頂いた場所まで封印を持参し，車台番号を車検証と照合した上で封印を取り付けます。